奇門遁甲とは、中国の占術で「五術六大課」と言われる代表的な占術のひとつです。
奇門遁甲(きもんとんこう)は、太乙神数(たいおつしんすう)六壬神課(りくじんじんげ)と並んで三式と称され、伝説的に中国の黄帝が造り、太公望呂尚が改編したとされています。また、漢の張良が完成させて、三国志で有名な蜀の諸葛孔明なども使用したとされますが、信憑性は不明です。
三式と呼び珍重された占術、奇門遁甲・太乙神数・六壬神課、以外に、河洛易数(からくえきすう)星平会海(せいへいかいかい)宿曜演禽(すくようえんきん)を加えて「六大課」と呼んでいます。河洛易数・星平会海・宿曜演禽は「三典」(さんてん)と呼びますが、日本では一般に知られておらず、利用する占術家もごく僅かです。
また、五術とは「命・卜・相・医・山」の総称であり、奇門遁甲においても、奇門命理、奇門占卜、奇門方位、奇門風水、奇門面掌(人相)、奇門名相(姓名学)、奇門方剤(漢方)など、応用範囲が広い占術です。